チームの絆が生み出す、仕事への使命感。ホテル運営の未来を担う若手技術者の挑戦

チームの絆が生み出す、仕事への使命感。ホテル運営の未来を担う若手技術者の挑戦

2023年にUSEN-ALMEXに新卒入社した相馬 拓杜。マーケティングセールス本部 首都圏第一支社 技術1課で、ビジネスホテル向けのセルフチェックインシステム機の導入・保守を担当しています。先輩の手厚い指導のもと経験を重ね、日々挑戦を続ける相馬が、会社の魅力や仕事への情熱を語ります。

「準備9割、仕事1割」がモットー。ビジネスホテルにテクノホスピタリティをもたらす

現在、マーケティングセールス本部 首都圏第一支社 技術1課に所属していて、ビジネスホテル向けの機器導入・保守を担当しています。主力製品はセルフチェックインシステムという、お客さまがフロントのスタッフを介さずにチェックインやチェックアウトができるシステム。その他にもテレビや監視カメラなど、ビジネスホテルの運営に必要な機器を総合的にサポートしています。

部署のメンバーは23名。20代から40代まで幅広い年齢層で構成されていて、全体的にアットホームな雰囲気です。現場作業は20~30代が中心で、先輩がしっかりと若手をサポートしてくれます。教育体制はOJTが基本で、先輩と現場に同行した際は、作業中、先輩がお客さまと積極的にコミュニケーションをとられている様子を見学したり、移動の車中でフィードバックをもらったりなど、常に学びの機会がありました。

チーム14名のうち7名が技術導入チーム、7名がメンテナンスチームとして活動しています。私は技術導入チームの一員として、新規オープンするホテルや新しく自動精算機を導入するホテルで、1つの案件に対して約1週間かけて作業を行います。最終日にはホテルに実際に宿泊して、お客さま目線で動作確認を行うことも欠かせません。

仕事をする上でもっとも大切にしているのが「準備9割、仕事1割」という考え方。ホテル側は、製品の契約時に具体的な仕様を十分に理解されていない場合もあります。そのため、お客さまやホテルの機器管理会社の方と入念に打ち合わせやメールでやり取りを行います。計画をしっかり立てて、それを見失わないようにプロジェクトを主導していく力が求められますね。

セルフチェックインシステムは、ホテルの基幹システムや、客室のテレビ管理システムとの連携、館内情報の提供など、多岐にわたる機能を搭載しています。人員効率化にもつながることから、現在、多くの引き合いをいただいています。

最近とくに需要が高まっているのが、家具型のセルフチェックインシステム。これは当社が理念にも掲げる「テクノホスピタリティ」という考えにもとづいた製品で、疲れてホテルに到着されたお客さまに機械の物々しさを感じさせないよう、ホテルのロビーの雰囲気に調和するデザインを採用しています。

家具型セルフチェックインシステムの導入では、ホテルの施工会社や家具業者との連携が不可欠です。毎回特注のオーダーメイドとなるため、図面を見ながら機器が適切に収まるよう細かな調整を行います。

職人の方とのやり取りでは、「誠意を持って協力を仰ぎ、お互いを尊重する姿勢を大切にしています。雑談を交えながらコミュニケーションを図ったり、図面の細部をしっかり確認して施工時の視点からフィードバックを行い、仕事に対する真摯な姿勢を示したり。そうやって徐々に信頼関係を築いていきます。円滑に仕事を進めていくためにはどうすればいいか考えて、自分なりに見つけたのが、この方法でした。

高専での技術を活かしUSEN-ALMEXアルメックスへ。現場での丁寧な指導のおかげで成長を遂げる

私は高等専門学校で電子制御工学を学びました。高専に進学したのは、技術を身につけ、将来への安定した道を得て、親に恩返しをしたいという想いからです。もともとバイクが好きで機械工学に興味があったのですが、DXという時代の流れを見据え、より幅広い技術を身につけるべきだと電子制御工学を専攻しました。高専では技術者としての視点や労働の意味を学び、同じような考え方を持つ仲間と共に切磋琢磨することができました。

就職活動では、経済的に安定し自立することを軸に企業探しをしていました。技術職か営業職かなど具体的な職種は決めていませんでした。そんな中で、先生から「就活はご縁」というアドバイスをもらい、先輩からの紹介でUSEN-ALMEXの面接を受けることに。面接では人事担当者の印象がとても良く、ホテルの設備への興味もあり、入社を決めました。

実際に入社してみると、皆さんが誇りを持って技術に真剣に向き合い、また後輩の育成に力を入れていることに驚きました。後輩一人ひとりをしっかりと見てくれるんです。また、現場での研修では、先輩が単に作業を見せるだけでなく、一つひとつ丁寧に教えながら進めてくれるなど、ゼロからのスタートでも安心できる会社だと実感しましたね。

入社当初は、メールの書き方など基本的なビジネスマナーの習得や、考え方・立場が異なる相手とのコミュニケーションに苦労したことを覚えています。社会人としての経験不足で悔しさを感じることもありましたが、先輩たちが丁寧に指導してくれ、徐々に慣れることができました。

高専で学んだ制御系の知識は、概念的な部分で現場の仕事に活きています。メーカーでの仕事と情報システムの両方に関わるという点で、電子制御を選択したことは正解だったと感じています。

失敗を糧に、成長を喜びに。「過去の自分を超える」醍醐味が、挑戦への原動力

入社してから印象に残っている出来事の1つは、技術導入チームの技術長と2人でお酒を飲む機会があり、そこで仕事への取り組み方やめざすべき方向性について具体的なアドバイスをいただいたことです。教えていただいたことは「日々の勉強が重要であり、目標を細分化して1つずつ実績を積み重ねていくこと」と「その経験を後輩に伝えていく必要があること」。自身の将来の道筋が見えた貴重な機会となりました。

また、今年から1人で現場を担当させてもらっていて、佐賀県のホテルに新規導入した案件でも大きな経験を積むことができました。当社は九州にも支社があるため、通常は技術導入も九州支社の社員が担当します。しかし、この案件は首都圏第一支社で受注した、将来のチェーン展開を見据えた重要な案件。首都圏からリードしていく責任があると考え、自ら担当したいと上司に相談したところ、「絶対にそうするべきだよ」と快く承認をいただきました。

しかし、いざ現地に行ってみると、必要な部品の不足が判明するなどのトラブルが発生してしまいました。原因は、手配を担当する営業とのコミュニケーション不足や、現場確認が不十分で、何が足りなくなるのか予測できなかったこと。先ほどの「準備9割、仕事1割」の重要性を痛感しましたね。周囲のサポートのおかげで任務は無事に遂行することができましたが、この経験は確実に自身の成長につながった出来事でした。

ある新規開業のホテルでの導入作業を行った際に、お客さまからいただいた言葉も印象に残っています。グランドオープン当日、スタッフが少ない中で施設の詳細まで把握し、導入した設備のことも最後まできちんと見届ける姿勢を評価してもらえたのか、「相馬さん、支配人をやったらどうですか」と言われて(笑)。私のことを信用してもらえているんだと嬉しくなり、自身の成長も感じましたね。

私が考えるこの仕事のおもしろさは、「過去の自分を超えていく」という刺激を楽しめること。これは中学生の頃から持っていたスタンスなのですが、働き始めてからより強く感じられるようになりました。お客さまの課題に対して妥協のない解決策を見出し、高品質な製品を提供していくことは、学生時代には経験できなかったハイレベルな挑戦です。時にはうまくいかないこともありますが、ここまで支えてくれた家族やチームへの感謝の気持ちを原動力に、「今が頑張り時だな」と使命感を持って新たな課題に取り組んでいます。

先輩から受けた恩を後輩へ。業務効率化も見据え、理想の職場をつくりたい

今後の目標としては、現場での業務効率化を進めていきたいと考えています。現在、技術員が抱える業務量は非常に多く、新しい仕組みづくりが必要だと感じています。たとえば導入作業の際に一部リモートワークを取り入れるなど、より俯瞰的・効率的な方法を確立していきたいと思います。

その中で、これから仲間として入社する方に求めるのは、体力と健康、そして技術に対するひたむきさ。技術者として大切なのは、技術の本質を理解し、自身の手を動かして物を作っていく姿勢。真面目で優秀な人はもちろんですが、少し型破りな経験を持つ人も大歓迎です。とくに若い時期にさまざまな経験をしてきた人は、その経験を仕事に活かして充実感を味わえると思います。

当社の魅力は、自由に仕事をさせてもらえる環境と、社員一人ひとりの成長を支援する文化があること。上司との距離が近く、気軽に相談や雑談ができる雰囲気があります。新しいことへの挑戦も後押ししていただき、私が自発的に始めた取り組みも支援してもらっています。また自分の頑張りが給与などに反映されるところもありがたいです。

OJTを通じて先輩たちから学んだことへの恩返しとして、これからは私が後輩たちの成長をサポートしていく番だと強く感じています。大切なのは、愛を持って相手自身をしっかりと見ること。それぞれが違う視点や考え方を持っているので、それを一つひとつ見失わずに拾い上げていきたいと思います。

1年目は誰しも、さまざまな不安を抱えているはずです。そういった不安にもしっかりと寄り添い、メンタル面でのサポートも含めて、ゼロからでも安心して成長していける環境をつくっていきたいですね。

※ 記載内容は2024年11月時点のものです

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