今では天職。周囲の支えをもとに成長を遂げた営業メンバーの軌跡

今では天職。周囲の支えをもとに成長を遂げた営業メンバーの軌跡

新卒でアルメックスに入社し、現在は横浜支店に所属する畔田 瑞季。神奈川県内の医療機関を対象に、窓口業務の効率化や患者サービス向上を目的としたシステムの営業販売、導入後のサポートを行っています。入社のきっかけや、困難を乗り越えた福岡支店時代のこと、そして今後の目標について話します。

現場のニーズに寄り添い、最適な製品を提案。医療部門の営業職とは

私は現在、マーケティングセールス本部 横浜支店で営業として働いています。営業課は計7名で、ホテルのシステムを担当する営業が4名、私も所属する医療関係のシステムを担当する営業が3名という構成です。


大規模な総合病院から地域に根差したクリニックまで、60〜70件ほどのお客さまに、当社の自動精算機や再来受付機などをご提案しています。これらの機器は、患者さまの待ち時間の短縮や、職員の方々の業務効率化につながるものです。


比率としては、既存のお客さまが8割、新規のお客さまが2割です。既存のお客さまは、使用されている機器を大体7、8年で入れ替えるサイクルがあるため、その周期に合わせて提案をしています。新規の開拓については、病院の基幹システムの営業担当の方からお声がけをいただき、一緒に提案するケースが多いです。


既存の仕事は、お客さまとの関係性が継続することによって、信頼をいただいている実感が生まれますし、新規の仕事は、他のメーカーの提案もある中、お客さまが当社の製品を選んでくださることに達成感を得られるので、どちらの仕事にもやりがいを感じています。


さまざまな製品がある中で、私のお気に入りは自動精算機です。導入することで院内の動きが目に見えて変わることが特長で、待ち時間が減ることで「会計が早くなった」と患者さまに喜んでいただけたり、「業務の効率化につながった」と、職員さんに声をかけていただけたり。効果がダイレクトに伝わってくることが魅力だと思っています。


営業の仕事をする中で難しさを感じるのは、扱う製品が多岐にわたる分、ITの知識や自社製品の勉強が必要なことです。マーケティングセールス本部では毎週オンライン勉強会を開催しており、学べる環境が整っています。最近はありがたいことに製品のお問い合わせも増えているので、そちらの対応と勉強とで忙しい日々を送っています。


一方で楽しさを感じるのは、自分のスタイルで営業活動ができること。既存のお客さまとのアポイントを取る際も、電話で連絡を取る人もいれば、メール派の人もいて、次回の約束をするためにお客さま先に足を運ぶメンバーもいます。みんな違っていて、それぞれが正解。自分がどうありたいかを模索しながら挑戦できる環境で、のびのびと活動しています。

全国転勤に惹かれ、アルメックスへ。福岡支店で培った営業の土台

大学時代は日本史のゼミに所属し、朝から晩まで論文と向き合う日々を送っていました。とても厳しいゼミで、卒業論文の内容次第では卒業すらできないと言われるほど。そんなある日、卒業論文に必要な資料を求めて、東京の国立国会図書館へ行く機会がありました。


ちょうどそのとき東京でアルメックスの企業説明会があり、「せっかく行くなら、顔を出してみようかな」という軽い気持ちで参加しました。


まず惹かれたのは全国転勤があることでした。もともと親の転勤で多くの引っ越しを経験しており、その生活が自分に合っていたんです。入社の決め手となったのは、社員の方々の雰囲気でした。面接では会社の文化やライフスタイルについて、率直でありのままの対話ができ、オープンな風土に惹かれました。


入社後は福岡支店の配属となり、先輩の業務を手伝いながら営業の基礎を身につけていきました。2年目に担当エリアを任されることになったんですが、同時に予期せぬ出来事も重なりました。これまで手厚くフォローしてくれていた経験豊かな先達の方々が、新たなる活躍の場へと異動されることになったのです。


まだまだ独り立ちとは言えない中、後輩や中途入社のメンバーも入ってきて、環境がガラッと変わりました。先輩方の築いてきたお客さまとの関係値を引継ぎ、より良いものにしていこうと一生懸命頑張った分、苦労はありましたが結果を残すことができました。一方で多くの失敗も経験し、このころが一番苦労した時期だったと思います。


そんな時期を乗り越えられたのは、周囲の支えがあったから。異動したあとも先輩方は電話でいつも相談に乗ってくれましたし、他の支店の営業メンバーもアドバイスをくれ、後輩も一緒に頑張ってくれました。みんなで仕事終わりに飲みに行って、年齢も関係なく言葉を交わして。メンタル面でもサポートしてもらい、自分一人で頑張っているわけではないと気づきました。あのころたくさん助けてもらった分、今度は私が誰かの支えになりたいと思えるようになりました。


そんな福岡支店時代、最も印象に残っているのは、とある大型病院での案件です。院内にまだ何のシステムも入っておらず、そろそろ導入を検討したいとおっしゃっているタイミングで、当社だけでなく、他社も営業に来ていました。私にとっては、2〜3年かけて営業活動を続けてきた病院で、思い入れがありました。


お客さまのご要望に真っ先に応えられるよう、資料を作ったり、定期的に顔を出したり、レスポンスを早くしたり……精一杯、全力で取り組んだ結果、最終的には「畔田さんにお願いしたい」とおっしゃっていただけたんです。そして一緒に院内に機器を設置させてもらえることになりました。


長期にわたる案件ではありましたが、無事当社製品を導入することができ、自分の成長を実感できた案件となりました。

異動で広がる新たな視点。今度は自分が成長を後押しできる立場に

そんな私が西東京支店へ異動をすることになったのは、入社4年目の終わりごろ。福岡支店に思い入れもあったため残りたい気持ちもありましたが、当時の私はいろいろなことができるようになったことでやる気に満ちており、今までの仕事に慣れを感じ始めていたんです。そこで、変化をチャンスだと前向きにとらえ、異動を決意しました。西東京支店でもきっと会社に貢献できるだろうと思っていましたね。


ところが、異動先では別の世界が広がっていました。先輩方がみんなすばらしい営業成績を上げていて、大型案件を次々と受注しているんです。上には上がいるということを、あっという間に実感しました。


また、これまでの営業スタイルだけでは通用しませんでした。福岡支店では自分でお客さまを開拓し、数字を追いかけるかたちでしたが、西東京支店ではどんどん仕事が舞い込んでくるので、いかに効率良く働いていくかが求められるんです。じっくり時間をかけて築き上げていたお客さまとの信頼関係も、より短い期間で密に構築することが求められました。


先輩方にアドバイスを受けながら、独学に近いかたちで培ってきた営業スキルを磨いて、さらに成長させていくような期間となりました。


現在の横浜支店に異動してからも、そうした学びを活かして営業を続けています。再び後輩もでき、支店の中では医療部門に関わっている年数が一番長い立場となったので、周囲をフォローしつつ責任を持って業務に取り組んでいます。


福岡支店時代は自分のことで精一杯でしたが、現在は「後輩が力を発揮できる環境を自分が作っていきたい」という想いを持っています。何かあった時にフォローできる体制を作りつつも、自主性を大切にして、後輩自身が最善を尽くせるように見守っています。


やりたいことを応援し続けてくれて、失敗にはしっかりと向き合ってフォローしてくれた上司のおかげで、私も至らないながらも成長できたと思っています。だからこそ、後輩にも同じ環境を用意してあげたいです。

誠実さを胸に、お客さまとの信頼関係を築く。同じ志を持つ仲間を求めて

こうしたキャリアを積み重ねる中で大切にしてきたことは、当社がビジョンとして掲げている「断トツNo.1プレーヤーへの挑戦」です。入社当初からこの言葉をよく聞いており、お客さまから「あの人じゃないと」と言われるようなプレーヤーになろうと意識してきました。


No.1プレーヤーであるために心がけていることは、お客さまに対する誠実さです。最善を尽くし、努力を惜しまないこと。間違った内容を伝えてしまったらすぐに訂正する、レスポンスは可能な限り早くする、提供できる情報は惜しみなく開示する。そんな姿勢を貫くことで、お客さまとの信頼関係を築くようにしています。


私自身は、もともと営業職を強く志望していたタイプではないのですが、続けるうちに営業が天職だと感じるようになりました。この仕事が本当に楽しいんです。お客さまに喜んでいただけることはもちろん、目標達成のために数字を追うことにも、日々やりがいを感じています。


今後の目標としては、横浜支店のチーム力を上げていきたいと思っています。後輩育成に力を注ぎつつ、自分自身も負けないように成長を続けていきたいですね。


また個人として、女性社員のロールモデルを目指していきたいです。私が入社した当初はまだまだ女性の先輩社員が少なかったので、これから入ってくる方々には、自分の働く姿を通して、アルメックスは女性も活躍できる場所だということを伝えていきたいです。


アルメックスは今後も新しい人を求めています。仕事のやり方は人それぞれですが、大切なのは、同じ方向へ進んでいけるかどうか。当社は、最先端の技術を駆使したおもてなしを提供して社会に貢献するという理念「テクノホスピタリティ(TECHNO-HOSPITALITY)を世界へ」を掲げているので、その点に共感し、ともに歩んでくれる仲間が増えたらうれしいです。

※ 記載内容は2024年5月時点のものです

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