変化の大きな時代にも、お客さまの安心や快適さを支え続ける。「テクノホスピタリティを世界へ」を理念とするアルメックスの歩みと未来
代表取締役社長 坪井 将之
プラント業に始まり、業務用システム事業へ。アルメックスの軌跡
アルメックスは1966年、東洋技研工業株式会社の名でプラント業から開始しました。1983年に小規模ホテル用コンピュータ管理システムや自動精算機を開発し、1990 年に株式会社アルメックスへと社名を変更。2006年には株式会社USENと資本提携 を果たし、2017年に USEN-NEXT GROUP* となってからも、業務用システム事業を主力事業として、現在に至ります。*2024年4月1日よりUSEN&U-NEXT GROUPへ商号変更
創業より50年以上、アルメックスは経済や環境がめまぐるしく変化する中、テクノロジーを活用してお客さまに喜んでいただける商品を提供してきました。当社の主力プロダクトは、自動精算機です。それをホテルや病院、ゴルフ場をはじめとするクライアントに導入しています。
さらに、これからはこの自動生産機を軸に、その他のウェブサービスを統合しながら、クライアントのみならず、その利用者さまに快適なサービスや利用シーンを提供すべく、より発展していきたいと考えています。
6つの事業本部を中心に、全国各地とアジアへ。アルメックスの組織・拠点
アルメックスには、6つの事業本部と海外拠点、23の国内拠点があります。
6つの事業本部は、マーケティングセールス本部・ビジネスクリエーション本部・R&D本部・ロジスティクスサービスソリューション本部・構造改革本部・経営戦略本部です。
マーケティングセールス本部は、全営業部門、支店・支社を統合する役割を担います。営業・技術メンテナンスのみならず、お客さまのニーズをしっかり捉え、商品やサービスの開発に役立てる部門です。
ビジネスクリエーション本部・R&D本部は、商品の企画・開発と、それをお客様へ提供するまでの、当社の物づくりの主管部門です。
ロジスティクスサービスソリューション本部は、当社の商品・サービス・物の調達、そして購買を担当しています。さらに、お客さまの全てのお問い合わせやご要望を受け付けるコールセンター、そのサポートをするテクニカルセンターを主管する部門でもあります。
構造改革本部は、全社横断的に製品の品質保証を担保する、あるいは各本部で対応しきれない経営の横断的な任務について解決していく部門です。 経営戦略本部は、中長期戦略として持続的な成長性を確保するため、市場の変化点を捉え、既存領域の深掘りを図る部門です。
当社は海外事業にも注力しています。2014年にALMEX SYSTEM TECHNOLOGY ASIA sdn.bhd(アルメックス・システムテクノロジー・アジア) を立ち上げ、長く日本で展開してきた当社の商品・サービスを、東南アジアにも拡大しています。
日本国内には、23拠点の支店・支社・営業所を構えています。全国各地にハードウェアを提供している当社は、これからもお客さまのサービスを向上すべく、これらのサービス拠点とそのエンジニアたちを強化していきます。
宿泊施設や医療機関など、様々な市場へ商品・サービスを提供。アルメックスの事業
アルメックスは、大きく4つの市場に対して事業を展開しています。
1つ目はレジャーホテル向け、2つ目はホテル・ビジネスホテル・旅館向け、3つ目は医療機関向けです。そして、4つ目が新規事業であるゴルフ場・動物病院・温浴施設など 向けです。
レジャーホテル向けのサービスは、レジャー向けPMS(予約・客室・顧客・売上等を一元管理する基幹システム)を中心に、客室やフロントの精算機、客室内で利用するマルチメディアシステム、さらに日本最大級の集客支援ウェブサービスであるハッピーホテル(通称:ハピホテ)やホテナビなど を展開しています。
レジャーホテル向けのサービスは当社の中でも歴史が長く、シェア80%以上と多くのお客さま にご利用頂いています。
ビジネスホテル・旅館向けのサービスは、専用のPMSを提供しています。
PMSを中心に主力商品の自動精算機があり、来館するゲストはセルフで精算機を利用しチェックイン、チェックアウトを行います。
また、事前オンラインサービスの「プリ・チェックイン」を組み合わせることで、
来館するゲストの利便性を更に高め、施設さま はオペレーションの効率化を可能とし、生産性の向上に寄与します。
医療機関向けには、ゲートインからゲートアウトまでの一気通貫のサービスとして、受付機、そして主力商材である自動精算機、会計表示機といった商品を提供しています。最近では、マイナンバーカードによって患者さまの本人確認の受付を自動化する、マイナンバーカードのオンライン資格確認端末も提供し始めています。今後は、20万件とも言われるクリニック・調剤薬局向けにも、セルフレジをはじめとしたDX商材を強化していきます。
新規事業として、当社が宿泊業界や医療業界で培ったノウハウをゴルフ場・動物病院・温浴施設など へも広げています。多くの業界が抱える非対面・非接触、そして省人化といった労働力不足の課題を解決すべく、商品・サポートの提供をさらに拡大していきます。
資源を有効活用し、世の中に役立つものを提供して循環させる。サステナビリティへの取り組み
今、世界的に高まるSDGsへの取り組みを、当社、そしてUSEN&U-NEXT GROUPでも強化しようとしています。
当社のサステナビリティの取り組みとして、図の「6つの資本」で示している人的資本から自然資本まで、この地球の恵みであるあらゆる資源を無駄にせずに有効活用し、商品・サービスとして、世の中に役立つものを提供する。そして、人々や地球社会に付加価値を提供することによって、その価値がまた地球、あるいは人々の生活を豊かにしていく。こうした循環をしっかりと意識して事業に取り組んでいく、ということを数年前から開始しています。
アルメックスの「こうあるべき」という考え方。ALMEX WAY
ALMEX WAYは、社員たちが行動する際に「こうあるべき」という考え方を指し示すものです。我々の価値ある商品・サービスをお客さまや取引先さまに提供する際に、一人一人が基本とする行動指針、そして理念を元に作られています。
まず、アルメックスの使命・ミッションは「テクノホスピタリティを世界へ」という一言に集約しています。最先端の技術、あるいは具体的なサービスをもって、究極的なおもてなしの精神を届け、社会へ、世界へ貢献していこうということです。
オフラインのリアルな空間と、オンラインのサーバー空間、これらをしっかりと結びつけるプロダクト・サービスを提供することによって、使い手となる皆さまの安心・安全・利便性、そして快適さや心の豊かさを届けること。これを「テクノホスピタリティを世界へ」という我々の使命として掲げています。
将来像・ビジョンは、「断トツNo.1プレーヤーへの挑戦」。お客さま・取引先さまにとって唯一無二のベストのパートナーになること。それに挑戦していきます。
価値観・バリューは、「コミットメント文化」です。使命・将来像を実現していくために、アルメックスの担い手である全役職員一人一人が大切にすべき、コアな価値観、あるいは行動指針をしっかりと受け入れ、実行していく必要があります。そのコアな価値観を「コミットメント文化」として、3つの要素を掲げています。
1つ目は、「インテグリティ」です。これは誠実さ、あるいは高潔さ、信頼・信用という意味です。お客さまや取引先さまに真摯に、誠実にあるためには、まずは自分自身に誠実な人間、誠実な仕事の仕方を実践しようということを示しています。
2つ目は、「パラノイア楽観主義」。大きく変わり行く世の中・未来に対して、不安や心配を抱かれている方が多くいらっしゃると思います。 私どもはしっかりとその未来の変化を察知し、それに対する備えをしながら、笑顔と明るさを忘れずに前に進んでいこうということです。
そして3つ目が、「ラストマンリーダーシップ」です。アルメックスは幅広い業界に関わり、大きな仕事をさせていただいていますので、やはりチームワークが大変重要になってきます。一人一人が担う役割・部門にコミットメントし、自分が最後の砦であるという想いと責任感、そして前向きな挑戦心というものが、大きな仕事を成功させるという考えを掲げています。
当社はこれから未来に向かって、一社一丸となって努力する所存です。未来のアルメックスにご期待いただければと思います。
※2023年時点のものです
USEN&U-NEXT GROUPからの応募になります。
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